「ベビーサンローズ」というアプテニア属の植物は、幸運の花を咲かせるとも言われています。
その理由は、なかなか開花しない特性を持つためだと言われています。
このため、その花を目にすると『運が向いてくる』とも言われ、多くの人々からベビーサンローズは、『運命の花』として知られています。
ベビーサンローズは、その柔らかい葉の触感が心を落ち着かせてくれる、人気の多肉植物です。
寒さに対する耐性が高く、庭などの直接の土に植えても大丈夫です。
ベビーサンローズの『運命の花』、たくさん見てみたいですよね^^
そこで今回は、ベビーサンローズの基本的な育て方をご紹介します。
ベビーサンローズの風水的な意味と花言葉
ベビーサンローズは、多肉植物の一種で、花を見ると幸運になるといわれています。風水インテリアとしても使用されています。
花言葉は「愛」と「淡い恋心」です。色がピンク色ですので、恋と愛の言葉が付きました。
ベビーサンローズの花は小さいので、控えめな美しさが「淡い恋心」という名前の由来となっているようです。
贈るときに、この背景の意味を添えると、受け取る人は感動するかもしれませんね!
また、「幸運の花」として知られている特性があります。
実際に、この植物は容易に花を咲かせないため、長い間育てていても一度も花を目にしたことがない人も少なくないです。
花を咲かせるためにはコツが必要で、その難しさから、花を目にした時は幸運だという意味で「幸運の花」として認識されています。
また、暗い時間や天候が不良な日は花は閉じてしまい、主に日中の明るい時間だけ楽しむことができます。
ベビーサンローズの栽培方法

①環境のポイント
ベビーサンローズの健康を保つ上でキーとなるのが「環境」の調整です。
この植物は耐久性に優れていますが、適切な環境が整っていないと成長に支障をきたすことも。
日光が大好きなので、日の当たる場所が理想的です。
暗めの場所では花の付きが良くないかもしれません。
直射日光に晒しても大丈夫です。
風通しの良さも大事で、湿度が高い場所では注意が必要です。
鉢に植える場合は、場所を変えることで調整できます。
気になる季節のケアとして、夏は熱には強いですが、風通しを確保し、水やりは涼しい時間(早朝や夕方)にするのがベスト
高温で湿った状態は避けるため、密集している場合は調整が必要です。
冬の対策として、暖かい地域では外に放置しても大丈夫。
しかし、霜には弱いので、霜の心配がある場合は室内に避難させるのがおすすめです。
②土と植える方法
湿った状態は避けるため、良好な排水性の土を選ぶことが重要です。
鉢植えでは、赤玉土7と腐葉土3のブレンドが理想的です。
自分で混ぜるのが難しい場合、市販の観葉植物用の土でもOKです。
庭に植える際には、2週間前に腐葉土を混ぜ込んで土を整えましょう。
排水が気になる場合は、パーライトを足すことで改善されます。
植え付け時に特別な注意点は特にないのですが、植える際には根を傷つけないようにしましょう。
また、健康そうで葉が豊富な株を選ぶのがベストです。
この植物は基本的に頑丈ですが、安価で売られているものの中にはケアが十分でないものもあるので、選ぶ際は慎重に確認して購入しましょう
③水の与え方・肥料
多くの観葉植物を手がける際、水分の管理に誤解が生じやすいです。
植物は確かに水を必要としますが、過剰な水分は逆効果になることも。
特にベビーサンローズは湿度の高い状態を好まないため、土が十分に乾燥してから水をあげることが重要です。
土の表面が湿っていれば、まだ水をあげる必要はないでしょう。
地植えの場合、雨で水分が供給されるため、特別に追加する必要はほとんどないと言えます。
環境の変動にも順応するこの植物は、必要以上の栄養補給は不要です。
ケアを最小限にしたい方は、無添加で大丈夫。
しかし、成長を早めたい場合は、控えめに栄養を補給することができます。
月に1回の液体肥料や、春秋の施肥で十分。
地植えの場合、環境から自然に栄養が供給されるため、特別な追加は不要です。
水やりが難しいと感じる方は、水分計チェッカーを使うと便利ですよ!
こちらのタイプは電池不要で繰り返し使えるのでコスパも良いです♪
④植え替え
この植物は成長が旺盛なため、鉢での栽培では時々植え替えが必要です。
放置すると根が詰まって健康を害する可能性が。入れ替えのポイントとして、特に難しいことはないので、ただ根を傷つけないように新しい土と大きめの鉢に移植するだけです。
地植えの場合はこの作業は不要。過度な成長時には、後で触れる整形で対応します。
⑤増やし方
ベビーサンローズの増やし方には、挿し木か株分けが考えられます。
手軽な挿し木を推奨します。
挿し木は、先端から3節で切り、下葉を取ってから新しい土に植え込みます。
挿し木が上手く行かない場合は、切った部分を数日間放置して乾かしてから試してみてください。
乾燥させた部分は根が出やすいので、まずはそのまま植え込んでみてください。
⑥メンテナンス

放置すると伸び放題になるため、時折整えてあげることが重要です。
株元10~15㎝くらいの部分までカットしても問題なし。
花が咲く位置を意識しながらのカットがポイントです。
地植えで自由に伸ばす場合は、そのままでOK。
⑦病気や害虫
特定の病気に弱いわけではありませんが、過水分は根の健康を害する可能性が。
気を付ける点としてはそれが大きいです。
また、ベビーサンローズを育てる醍醐味は、害虫の被害がほとんどない点。
ハダニやアブラムシの被害リスクも低く、気軽に楽しめます。
虫が苦手な方には特にオススメ。
念のための予防策として、適切な薬剤の使用も考慮できます。
ここまで育て方を解説しましたが、それでも枯らす場合、まずは水の量を見直すことが必要です。
多肉植物は葉が水を蓄えているため、ある程度乾いていても大丈夫です。
ガーデニングを始めたばかりの人は、過度に水をあげがちですが、過多に水をあげても根が吸収しきれないので注意が必要です。
過度に湿らせず、やや乾燥した状態での育て方を心がけましょう。
ベビーサンローズの花を咲かせるコツは?
何となく花が咲かないと悩んでいる人は多いのですが、その多くは適切な日当たりが不足していることが背景にあります。
日光をしっかり受けると花が開くのですが、部屋の中で鉢に植えている場合、花がなかなか咲かないことがあります。
室内の鉢植えの場合、窓辺で太陽の光をしっかり受ける位置に置くことが大切です。
可能であれば、外に出してたくさんの太陽の光を浴びせてあげると良いでしょう。
ベビーサンローズは風水的にはどう?花言葉や花を咲かせる方法も|まとめ
ベビーサンローズの育て方やケア方法、挿し木での繁殖方法や、室内でも花を生かすための方法などを説明しました。
ベビーサンローズは、とても取り扱いやすい植物で、初めての方でも挑戦しやすいです。
ケアのポイントはあるものの、基本的には強く、手間がかからない植物です。
水の与える回数も少なめで、ケアが手軽なので、初めてのガーデニングに最適ですよ!