ドウダンツツジは鉢植えもできる?室内では枯れる?育て方も

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ドウダンツツジは、主に本州や台湾に生息する日本原産の植物で、最大でも高さが3m程度の低木のの落葉樹です。

強い剪定をしても枯れることは少なく、緑色の密な葉と、白い鐘形の花が特徴で、秋には紅葉するため、四季折々の風情が楽しめる植物です。

このため、庭や公共の場所にも多く植栽されています。

暑さや寒さにも耐性があり、温暖な地域から寒冷な地域まで、庭木として植えることができます。

結論から言うと、鉢植えでも育てることはできますが、夏場は土が早く乾燥する恐れがあるので、猛暑を避ける明るい日陰での管理が良いでしょう。

室内で育てたい場合は、花の時期だけ室内に入れ、その他は外でというのでしたら可能ですが、1年中は難しいです。

本文ではドウダンツツジの育て方を詳しく解説して行きます。

目次

ドウダンツツジの育て方

ドウダンツツジの育て方

ドウダンツツジの育てる場所について

日本原生のドウダンツツジは、手入れがしやすいと言われています。

充分な日光の下での育成は、花の生育を促進し、枝が密に成長して見栄えがよく、紅葉も鮮やかになります。

日陰での育成は、その特性を最大限に発揮できないため、日当たりの良い場所での栽培がおすすめです。

鉢植えのドウダンツツジの場合、夏場は土が早く乾燥する恐れがあるので、猛暑を避ける明るい日陰での管理が良いでしょう。

また、夏に地面に植えられているドウダンツツジの土が乾燥しすぎる場合は、植物の足元に藁や腐葉土を敷いて乾燥を避ける工夫が有効です。

室内でドウダンツツジを育てるのは難しく、例えば花の時期だけ室内に入れるなど期間限定で楽しむのならば可能です。

ドウダンツツジの水やり

初夏から夏期にかけて、ドウダンツツジは花の芽を形成するため、この時期に水分を欠いてしまうと次の春の花の発育が不十分になります。

従って、夏の水分供給は特に注意が必要です。

鉢植え

鉢でドウダンツツジを育てる際、暑い5月~9月は土の上層部が乾くたびにしっかりと水を与えます。

しかし、葉が落ちている期間は、水分を控えめにしておくことが推奨されます。

地植えの場合

地植えでドウダンツツジを植える際、一度しっかりと根付けば、通常は自然の雨水だけで成長します。

しかし、長い乾燥期には、朝や夜の涼しい時間帯に水やりすると良いです。

ドウダンツツジの肥料

花を豊かに咲かせるために、2月に寒い肥、そして花が終わった後にお礼肥を与えると良いでしょう。

葉の過度な成長を避けるために、窒素を少なめに含む肥料を選びます。

花が終わった後には緩効性化成肥料を選ぶことも良いですが、2月の寒肥には、徐々に効果を発揮する有機肥料の使用を推奨します。

ドウダンツツジの土の選び方

鉢植えの場合

鉢で育てる場合、赤玉土や鹿沼土の小粒と腐葉土を半分ずつ混ぜた土、もしくは、通常の培養土に同じ量の赤玉土を混ぜた土を使用すると良いでしょう。

地植えの場合

ドウダンツツジはやや酸性の土を好むため、一般的な日本の庭土をそのまま使用しても問題ありません。

植える際は、穴を掘り、その底部に堆肥や腐葉土を混ぜ合わせます。

その後、少し土を戻してから植物を配置します。また、有機質を多く含んだ土を好むので、庭土に腐葉土を混ぜて使用することもおすすめです。

ドウダンツツジの病気・害虫対策

風通しの悪い環境では、カイガラムシ、ハダニ、アブラムシなどの害虫が発生する可能性があります。

定期的に葉水を与えることで、これらの害虫を予防することができます。

カイガラムシが見られる場合、ブラシを使用して取り除きます。

ハダニの場合、葉の色が変わるので、早めに対処が必要です。

アブラムシについては、水を供給することで一定数を取り除くことができますが、事前に特定の薬剤を使用するか、特定のスプレーを使用して取り除くと良いでしょう。

ドウダンツツジの植え付け・植え替え

ドウダンツツジの植え付けや植え替えは、寒さが厳しい冬を除く落葉している時期が最適です。

地面に植える場合、植える穴は深く大きめに作り、植物の株元部分が周りの地面よりも高くなるようにこんもりさせた状態に配置します。

鉢植えの場合は、約2年毎に、使用していた土の約1/3を取り除き、過度に成長したり傷んだ根を調整した後、少し大きめの鉢へと変えてください。

新しく植えた後には、豊富な水を供給し、もし不安定な場合は、支柱を設置します。

ドウダンツツジの増やし方

ドウダンツツジの繁殖には「挿し木」がよく利用されます。

花が終わり、新しい枝が伸び、葉がよく生えてきた6月頃に、新しい枝の先端を切り取り、挿し木を用意します。

下部の葉を取り払い、湿った育苗土に差し込み、翌年の植え付け時期まで保護します。

だいたい2ヶ月後には、根が出てきます。

ドウダンツツジのお手入れと剪定

夏に次の春のための花の芽を形成するため、花芽を切ってしまうことがないように、花花が咲き終わった直後に剪定しましょう。

この時期なら、大胆な刈り込みも安全です。

剪定を避けたい場合でも、過度に伸びた枝や、枯れた枝、交差する枝などは除去すると良いでしょう。

例えば、生垣としてドウダンツツジを使っている場合、花の時期が終わった直後に、希望の形状に沿って一旦整えます。

木の高さを抑えたい場合、幹を切り戻しても良いです。

その後、不要な枝が伸びた時や、木の形が乱れた時に都度剪定し、必要であれば、落葉期にも調整します。

ドウダンツツジはどんな花を咲かせる?

春が来ると、ドウダンツツジの新しい葉とともに、多くの白い鐘のような花を展開し、10月ごろには茶色がかった赤い果実が生じますが、果実は花とは反対に上を向いています。

ドウダンツツジの花言葉

ドウダンツツジの花言葉は「上品」「節制」です。下を向いて清楚な白い花を咲かせる姿が、花言葉とピッタリマッチしていますね。

ドウダンツツジは鉢植えもできる?室内では枯れる?育て方も|まとめ

秋には色鮮やかな紅葉も楽しめる、手入れのしやすい落葉性の木で、公園や道端の植樹にもよく使われているドウダンツツジ。

夏には花のつぼみが形成されるので、乾燥に気をつけ、剪定を考えるならば、花のシーズンが終わった直後に行うとよいでしょう。

鉢植えでも育てることはできますが、夏場は土が早く乾燥する恐れがあるので、猛暑を避ける明るい日陰での管理が良いでしょう。

室内で育てたい場合は、花の時期だけ室内に入れるなど期間限定にしてあげましょう。

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