今回は、多肉植物「ローズセダム」の増やし方や、地植えで冬越しはできるのか?
育て方について解説していきます。
ローズセダムの育て方!
「ローズセダム」は、実はセダムではなく、バライワレンゲやパキクラドスとも呼ばれるイワベンケイ属の植物です。
小さいバラのようなロゼット形状が特徴です。
元々はセダム属パキクラドスとして流通していました。
紅葉しないため葉は一年中緑色を保ちます。
冬になると下葉が枯れて休眠に入りますが、春には新しいロゼットを生み出し、秋まで楽しむことができます。
ローズセダムは増殖が容易で、茎をカットするだけで新しい芽が出てきます。
我が家のローズセダムも、茎をカットしたものから根が生え、根本には子株ができてきました。
カットしなくても横方向に自然に成長します。
カットした部分を土に挿だけでスムーズに発根します。
匍匐性が強く、茎が伸びやすいため、多くの新しい芽を育てることができ、ローズセダムの森のような景観を楽しむことが可能です。
その増やしやすさと可愛らしさで、ローズセダムは多肉好きにとって特に魅力的な存在となっています。
ローズセダムの特徴
ローズセダム、別名バライワレンゲは、春と秋に活発に成長する春秋型の多肉植物です。
この植物は10℃から25℃の気温が最適で、特に9月から5月の期間に生長します。
夏の暑い時期や寒い冬は休眠状態に入ります。
育てる際の注意点として、春と秋は日当たりの良い場所に置き、直射日光を避けることが重要です。
また、水やりは生長期にはたっぷりと行い、休眠期には控えめにします。
冬は日当たりの良い室内で管理することをお勧めします。
ローズセダムの徒長と冬越し
ローズセダムは徒長しやすく、日光不足や水分不足が原因で茎が伸びてしまうことがあります。
この場合、徒長した茎を切り取って挿し芽にすると、新しい脇芽が生えてくることがあります。
冬には下葉が枯れて休眠状態になることがありますが、日中は日が当たり、夜間に霜が当たらない程度の場所であれば屋外で冬越しが可能です。
春になると、枯れた下葉を取り除き、徒長した部分を挿し芽にして増やすことができます。
ローズセダムは、そのバラのような開花姿で知られており、寄せ植えにも適しています。
関東地方では、地植えのローズセダムでも冬を越すことができます。
ローズセダムが枯れた!原因は?
ローズセダムが突然枯れてしまう問題に対処するため、適切な管理方法を検討します。
ローズセダムは夏の強い直射日光や冬の過剰な水やりに特に敏感な植物です。
夏のケア(直射日光の管理)
ローズセダムにとって夏の日差しは厳しいため、30~50%の遮光が理想です。
適切な光量を保つことで、徒長を防ぎ、健康的な成長を支援します。
土の条件(水はけの良い土)
ローズセダムに最適な土は、水はけが良く、保水性もあるものです。
市販の多肉植物用土を使用するか、自分の栽培環境に合った土のブレンドを作ることを推奨します。
水やりのコントロール(控えめに)
ローズセダムが枯れる主な原因は過剰な水やりです。
特に冬場は控えめにし、夏場でも酷暑での水やりは避けるべきです。
土の蒸れを防ぐことが重要です。シワシワになるほどの断水でもセダムは生き延びることができます。
これらのケアによって、夏と冬の極端な環境下でもセダムの健康を維持し、突然の消失を防ぐことが可能です。
ローズセダムの増やし方、地植えで冬越しはできる?|まとめ
ローズセダムは一般的に「育てやすい種類」とされている多肉植物です。
コツさえつかんでしまえば、放っておいてもどんどん育ち、どんどん増えます。
ぜひ、夏と冬を乗り切るローズセダム栽培にトライしてみてください^^