サンスベリアは、肉厚の葉を持つ観葉植物です。耐乾性が高く、手間をかけずに育てられるので、多くの人から人気があります。
多様な種類のサンスベリアが存在しますが、どれも手間が少なくて済むので、植物の初心者でも楽しめます。
コンパクトに育つので、植物を置く場所に困っている人にも最適かもしれませんね。
そんなサンスベリアですが、葉がしわしわになったり丸まったりと不調になってしまう事があります。
サンスベリアの水切れのサインや復活させる方法、育て方をご紹介します。
サンスベリアの水やり不足時の特徴

葉が筒状になる
水が足りなくなると、サンスベリアの葉は細長く変形します。
葉の硬さから考えて、このような変化は深刻な水不足を示しています。
気温が暖かい季節には、水を与えることで回復の見込みがあります。
葉が細いタイプの場合、この変化に気づきにくいことがあるので注意が必要です。
葉がしわしわになる
湿度を避けるため、サンスベリアは乾燥を好む植物です。
しかし、長期の乾燥は葉に縦のしわを生じさせることがあります。
特に冬場は乾燥しやすくなるため、注意が必要です。
春から秋にかけての葉のしわは、水やりで改善することが期待できます。
葉の色が変わる
サンスベリアは活発に成長するため、根が鉢に収まらなくなることがあります。
これが原因で、水分の供給が不十分になることがあります。
もし鉢の中が根だらけで、葉の色が変わってしまった場合、鉢の大きさを確認してください。
変色した葉は回復しないので、取り除くのが良いでしょう。
葉の外側が枯れる
水の不足が長引くと、葉が外から枯れてしまいます。
この状態の葉は回復が難しいですが、元気な部分を利用して新しい株を育てることができます。
葉が変形する
深刻な水不足の状態では、葉が変形したり、折れてしまったりします。
このような葉は回復できないので、カットするのが良いでしょう。
新しい芽が出ることもあるので、その際は新しい鉢に植え替えると良いです。
寒い季節にこの症状が出た場合は、暖かくなるまで待ち、その後植え替えを検討しましょう。
水不足のサンスベリアを復活させる方法

サンスベリアが乾燥のために弱ってしまった際、根がまだ健康であれば、再び活力を取り戻すことが可能です。
残った健康な葉も増やすことができるので、ぜひ試してみてくださいね^^
株分け
サンスベリアの株分けを行う時、植木鉢の土をしっかりと乾かすようにし、この期間は水を避けるよう心がけてください
最も良い時期は5月から9月ですが、猛暑の時期は避けると良いでしょう。
植木鉢からサンスベリアを取り出し、土を取り除きながら株を分けてください。
良い排水性の土を新しい鉢に入れ、水をやった後はしっかりと乾かすように管理しましょう。
葉挿し
健康なサンスベリアの葉を10cmくらいに切り、風通しの良い日陰で数日間乾燥させてください。
切り取った部分に目印をつけておくと良いでしょう。
赤玉土に印をつけた部分を3cm~5cm埋め、そのまま水を与えずに放置します。
約1ヵ月後に根が生えてくるので、その後適切な大きさの鉢に植え替えてください。
サンスベリアの適切な水の与え方
サンスベリアは耐乾性があり、丈夫な植物ですが、適切な水やりのタイミングや量を誤ると、乾燥や過湿のために問題が生じることがあります。
季節に応じての水やりの方法について認識しておくことが大切です。
季節ごとの適切な水やりの方法
春には気温が15℃以上になった際に
春、暖かくなり始めたら水をやり始めます。
10℃以下ではサンスベリアの活動が低下し、過度な水は根の腐敗を引き起こす恐れがあります。
気温が約15℃になったら、土が乾燥しているか確認し、必要に応じて水を与えてください。
梅雨時は湿度に注意
梅雨時期は湿度が高いため、サンスベリアの土がしっかり乾くのを待ってから水やりを行いましょう。
外で育てている場合、雨の当たらない場所に移動させると良いです。
夏は涼しい夕方がベスト
夏の水やりは夕方がおすすめです。
朝に水をやると、昼の高温で土が湿ってしまい、根の腐敗の原因となる可能性があります。
秋は気温を見て判断
秋の水やりは、気温に応じて調整しましょう。
冬は室内での管理を推奨
冬の寒さには注意が必要で、特に5℃以下の環境ではサンスベリアに病気のリスクが高まります。
サンスベリアの水やりの頻度について
一般的に固定の日数で水をやるというルールは特にありません。
育てている環境や植物の状態によって適切な水やりの頻度は変わります。
土の状態やサンスベリアの様子をよく観察し、適切なケアを心がけてください。
水やりが難しいと感じる方は、水分計チェッカーを使うと便利ですよ!
こちらのタイプは電池不要で繰り返し使えるのでコスパも良いです♪
サンスベリアの水不足症状と復活法|まとめ
サンスベリアは乾燥に強い植物ですが、あまりにも水やりをしないでいるといずれ枯れてしまいます。
栽培しているサンスベリアの鉢の重さを覚えておくと、持ったときの軽さで水やりのタイミングがわかるようになるでしょう。
サンスベリアには空気清浄効果や、風水的には厄除けの効果があります。
サンスベリアを水不足で枯らさないように、よく観察して栽培してください。